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2009年05月27日の記事は以下のとおりです。

アイマスはおもしれえなあ

ファイル 289-1.jpg

病み上がりが一番どうしていいのかわからん
風邪薬ってのはひき始めの熱のあるときに飲むもんであって、
風邪ひいてなけりゃまるで意味ねえしな
どうにかなんねえかな、この二日酔いみたいな状態
だいたいいつも一週間くらい引きづるんだよなあ
後頭部を冷やして頭痛ごまかしながらいおりんプロデュースの続きでもやるか

ゲームってさあ
グラフィックが良くなるにつれて、想像の入る余地がなくなったとかよく言われんじゃん
RPGなんか特にそうでさ
そんでその反動で伊集院みたいのが「これでいいんじゃん!」つって
MOTHER3を大絶賛したりするようなことがあったりするわけじゃん

だけど、じゃあ漫画やアニメが小説に比べて想像力を必要としないかつったらそうでもねえじゃん
小説だとはっきりと文章化されてるような部分が、
例えばちょっとした表情の変化が絵だけで表現されてたり、
はたまたコマ割りカット割りのような、もっと曖昧な形で表現されてたりするわけじゃん
読む側見る側はそこから心理描写なんかを想像するわけでさ

去年後期のアニメで言うと、
そういう動画ならではの表現を上手く使ってたのがとらドラで、
ラノベそのまんまの勢いでセリフ(というか説教とうんちく)で埋めたのが禁書、
なんじゃないかと


アイマスのグラフィックってさ、
実はコミュニケーションパートに関してはパっと見の情報量ってものすごく少ないのね
背景は2Dの一枚絵、後はポリゴンの人物が一人分
そんだけ
千早がコーヒーカップをいじってようが、雪歩が穴掘ってようが、一切絵には出ない
それっぽい動きがあるだけだ
普通は絵なりムービーなり用意されるであろう命に関わる一大事であっても、
そんな物は全然無い
落語家であれば、扇子一本で色んな物を表現したりするわけだけど、
そんな動きの多彩さがあるわけでもなく

なんだけどさあ、
なんだろうね、
この、いおりんがまゆげをちょっと下げてオレを見る瞬間とか
表情や動きとか一人分が両手で数えるくらいしか用意されていないんだけどさ、
なんつったらいいんだろう、一個一個の表情や動きが異常なくらい作りこまれてるのな
それが妙な説得力を生む

余りあるグラフィック性能を心理描写につぎ込んでて、
なおかつ位置的に語り部になる、主人公こと自分のセリフが良い感じで朴念仁だもんで、
文字情報がまるであてにならない
これがまたいい
相手の心理は画面のこっち側にいるオレが勝手に想像するしかない

さらに、想像させるだけさせといて、
それがその後のストーリー自体にまったく干渉しないという完全な投げっぱなし設計
まさに想像し放題

もちろんハードや予算的な制約もあるだろうから、
作ってる側がどこまで意識して組んだのかはわかんないけど、
表現と、想像の奇跡的なバランスで成り立ってるのがアイマスなんじゃなかろうか

うわオレすげえ語ってる
しかもギャルゲー
マジキメえ

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