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2020年03月の記事は以下のとおりです。

Floatia Designs FETD-05 Ruby BassDriverを買った

  • 2020/03/12 08:46
  • カテゴリー:音楽

去年の年末頃に出たベース用オーバードライブがすごくよかったので、
ちょっとデモ的な物を録音してみた
https://floatia-designs.blogspot.com/p/fetd-05-ruby-bassdriver.html

ベースの歪み物はVTBASS DIとかBASSDRIVER DIとか持ってはいて、
ギター用のキャビネットシミュレータとしてはよく使ってたんだけど、
低域を歪ませようとするとどうにもズブズブになっちゃうのでベースには使ってなかったんですよね
だもんでGROOVETUBES BRICKで録ってCubaseに突っ込んでから、
二~三本同じトラック並べて帯域別に歪ませたりしてたのな
かといって別途ベース用オーバードライブ買おうかと思っても、
結局クリーンと混ぜてロー痩せを回避するようなのばっかりじゃん
Cubaseで作業してても歪みとクリーンをブレンドすると、
多かれ少なかれ本来の倍音と歪んで出る倍音とがぶつかるのがどうにも引っかかっていたんです
そうじゃない、アンプ的に一発で歪んでブレンドしなくても痩せないのが欲しい
あーもうこりゃAMPEGのパワーアンプ買うしかないかなあ?
とか年末頃に悩んでたらちょうどいいとこにRubyがハマって買ったっていう

まずはGROOVETUBES BRICK直の音から


このままでも十分太い音なんですが、ローBともなると再生環境によっては全然聞き取れない場合が多いんですよね
そこで低域を歪ませて差音でローBを聴かせるべく、超低域から歪むオーバードライブが欲しかったわけです

色々試した結果、↑のようなセッティングに収まった
いくつかコツがありまして、RubyのEQは歪み段より手前に配置されているのと、
ミドルのEQがやや狭めのベルカーブになっているのを頭に入れておく必要があります
ここのEQはブースト、カットするというより、歪みの質感を変える物だと思ったほうがいいです
例えばローをやたらに持ち上げてもクリッパーの上限よりは音量が上がらないわけです
とはいえ、持ち上げた分は歪みますので自分はちょびっと持ち上げてます
そしてミドルのEQはグイっと最大まで持ち上げて、周波数をスイープさせて、
↓みたいな感じで欲しいとこやいらないとこを探っていくといいと思います

その結果がさっきの画像の、一番高い周波数で最大ゲインよりちょっと下げたとこです
ピック弾きに美味しいツヤが出ました
逆にもうちょっと後ろに引っ込んで欲しい場合にも重宝します
そんで録ったのがこれ

だいぶバキバキ感というかスチール感が出てきました
ただ、低域は持ち上げてはいるんだけどその分のエネルギーが倍音となって出てくるので、
全体のバランスがハイ寄りになります
だけど、ロー痩せしているわけではないので、後ろでなにかしらのEQで持ち上げてやればちゃんと低域が出てきます
ということで今回は手許にあるSANSAMP VTBASS DIのEQで持ち上げました


VTBASS DIはブレンドを完全にDRYに振って、ただのEQとして使ってます
エグいくらいの低域が出てきました
これがRubyの真骨頂だと思います
どんだけ歪ませても低域が残ってくれる、どうとでも料理できる
もっと言うとピックアップが少々アレでも歪み段の前で補正できる
この安心感はなかなか無いんじゃないかとおもいます
あとやっぱりミドルのEQは勘どころがわかると病みつきになります

https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/654997
https://www.amazon.co.jp/dp/B0819MPNYB
今んとこ売ってるのは直売かイケベ楽器、およびイケベ楽器がAmazonに委託してるのくらいみたいです
ベースのオーバードライブに悩んでる人の参考になれば幸いです

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