エフェクターでの音作りとか
- 2008/11/02 22:39
- カテゴリー:音楽
シンセの音とかどうやって作ってるんですか?
って聞かれてんのに、いやシンセ言うほどいじってないですよ
とかいうのはあまりにも不親切な気がしたので、
エフェクターでどうやって作ってるのかちょっと書いてみようと思う
シンセってのは基本的にオシレーター以外はエフェクターで音を作ってるようなもんです
エンフェロープフォロワーだったりタッチワウみたいのだったりディレイだったりコーラスだったり
そこら辺を拡大解釈していくと
「別にシンセに内蔵のでなくてもよくね」
ってことになる、とオレは思ってます
ってのが前提で読んでください
今回使うVST、VSTiはざっとこれだけ
一応、パラメータは全部見れるようにしたつもり
真ん中のが元音源になるmda ePIANO
順番としては
ディレイ→パンナー(モノラルにする)→リバーブ→mdaIMAGE→コンプ→EQ
で、最初にディレイをかけるわけですが、
使うのはフリーのBIONIC DELAY
http://www.interruptor.ch/vst_overview.shtml
ここんちのエフェクターはツボがわかってる感じですげえエグくて使いやすいです
BIONIC DELAYは左右別々にかけられるのが特徴なんですが、
ここで片側に付点4分、もう片側に付点8分で返るようにします
グルーヴというつまみがその調整用ので、50でイーブン、75で付点といった感じです
これを若干75より小さく(ホントは大きいほうがいいんだけど)設定します
さらに左右も少しずらすことで音が正確に重ならないようにします
でもってここ
オレがここのディレイを使い倒してる理由がこれなんですが、
要はモジュレーションですね
フラッターのほうは音が定期的にキュンッとなるような感じ
LFOは返ってくる音が音痴になる感じですかね
どんな感じになるのか、徐々にかけてみました
ファイル 195-3.mp3
なんか最初っからかなり音荒れてんなおい
この後はパンナーでモノラルにして左右のディレイを混ぜちゃいます
ここは別に混ぜなくてもいいのかもしれんのですけどオレは今回は混ぜます
そしてリバーブなんですが、パラメータ見ればわかると思いますがかなり深めにかけてます
できればWET100%にでもしたいんですが、今回はアタック音もほしかったので半々くらい
リバーブ自体は小さめのホールくらいの感じ
コードが動くうえにすでにディレイで飛ばしてるので、今回ここはあまり長くしないほうがいいと思います
そんでmdaIMAGE
これMS処理をすることで左右の音像を広げたり狭めたりできる物で
思いっきり外まで広げます
MS処理って何?って人はMP3のエンコード技術とかFMステレオの技術とか調べれば出てくるんじゃないでしょうか
ちなみに、小学校の時に図書館で読んでた本にFMステレオのMS処理について式やらなんやら出てきたので
とりあえず電気に詳しいおとんに聞こうと思ったら、
「何がわからへんの、お母さんでもわかるから言うてみい」おかんがでしゃばってきて
あげく「わからん」という答えが返ってきたことがあったっけな
こっちとしては「わかるわけないがな」という感じなんだが
そんでコンプはここではUAD-1の仰々しいのを使ってますが、フリーのBLOCKFISHでもいいと思います
http://www.digitalfishphones.com/main.php?item=2&subItem=5
最後にEQで歌の邪魔になりそうなとこをがっつり落とします
ここは別に後から考えなおすかもしれんです
ていうのは、現段階ではこの音は後ろでそれとなく鳴ってりゃいいやくらいのもんなんですが
今後の作業によってはもしかしたら全面に押し出すかもしれん
だいいち真ん中カットすることでディレイのおいしいとこががっつり消えるので
もったいないっちゃもったいないのね
そこは使い方次第ってことで
ここまでざっと読んでもらったところで
ノーエフェクトから順番にエフェクトをONにしていって
最後にギター、ベース、歌メロ(フルートだけど)を足した状態まで
ファイル 195-4.mp3
どうでしょうか
ぶっちゃけダッサい感じだったリズムが
8分刻みのベースの裏に回っていい感じになってるんじゃないかとか思いたいというか
うわんうわん唸ってる感じになってるのでよし
いつもだいたいこんな感じで音作ってます
セオリーがあるとすれば
ディレイ→モジュレーション→リバーブ
という、まあダブとかの定番のかけかたになると思います
まあ、どうでしょうか
その他リズム類はこの後ナガヲ君に丸投げしますんで、曲イメージはまるきりかわるとは思います
おっぱい
おーすげー。すげー。