出来がいいのはネックだけだった
- 2009/06/24 00:40
- カテゴリー:音楽
ボディの木工がかなりアレな感じで、
ネックポケットに目で見てわかるほど分厚いシムが入ってた
最初店で見た時は前オーナーがやったんじゃねえの?とか思ったんだけど、
エスカッションに角度ついてたからたぶん最初からなんだろうな
まあネックがちゃんとしてるだけでも十分弾きやすいからいいんだけどね
でもこのシム、本当に必要なのか?
弦高が高いつってたけど、どんくらい高いかというと
チョーキングしたら指が下に潜り込むくらい
ってとこかな
なんかもう高校生みたい
木鳴りばっかりで全然弦が鳴ってる感じがしない
こんなんじゃ指側にテンションかかり過ぎてまともに鳴るわけがない
低すぎても鳴らないけど物には限度ってもんがある
で弦高をどうにかして、ブリッジを平行にして、
さあオクターブピッチを、と思ったら、
三弦12フレットがなんかスゲエ減衰が早い
あれ?と思って弾きなおすけどやっぱり早い
特にビビッてる様子も無い
まさかこれが噂に聞くデッドポイントってヤツ?
よりによってこんなによく弾くとこにこなくても…
今まで使ってたStephen'sもOrvilleもまるでそんなこと気になったことなかったから、
全然視野に入ってなかった
あと裏バネが二本なんだけど、それぞれ違うバネが入ってた
これはさすがに前オーナーだろ
片側がキッチリBで鳴くのがウザイのでトイレットペーパー挟んで殺す
できる調整全部終わってがっつりアーミングしてみたら、
やっぱちょっと狂う
弦がひっかかってるような狂いかたじゃなくて、ピッチが真ん中に戻りきらないような感じ
これはまあ許容範囲
悪いことばっかりでもなく、ネックは本当にいいのな
まあオレ向きかっていうとそうでもないんだけど、よく考えて作ってあるなって感じ
特にエッジでひっかかるとこもなく、つるつる指が通る
フレットは松下工房で「国産」とか書いてありそうな感じで、
ウチのStephen'sのジャンボフレットみたいな弾きやすさを優先してピッチをシビアに、
みたいな勝負に出たとこも無く、とっても無難な感じ
ネックはフラットだけど幅は広く無い、フェンダーとギブソンのあいの子みたいな、
なんというか全体的に「THE日本人向け」なフェルナンデスのイメージそのまんま
逆に、どうりで外人にウケない理由もよくわかったというか
ちょっと意外だったのが、アッシュ使ってるせいなのかFRTのせいなのか、
ちゃんと調整して弾くと、生音ですごい低音が出てる
でもこのピックアップじゃ拾えない
音としては拾えないけど手ごたえがいいからとても助かる
まとめ
・大きいデッドポイントがある
・和風なネック
・手ごたえ良し
MEGA-CDより安い値段で買ったワリにちゃんとしてると思うな
前に友達に触らせてもらった、同じくFRT搭載で
六弦だけまるで鳴らない謎の不具合の出てる30万の国産ギターよりよほどよくできてる
ただ、どうしても不満が出るのは、
今まで偶然手にしてきた某工場絡みのギターがよく出来すぎてるだけなんだろう
おっぱい
新しいギターについてあれこれ考えたりいじったりするのって楽しいな。